[ベストプラクティス]交渉
事前準備、交渉本番で実施すると良いことのリストです。 事前準備 守るべき最低条件を定めておく 代替案を用意しておく 代替案がなければ、足元を見られ、譲歩させられてしまいます 相手を自分にとってのone of themにすることで選ぶ立場に立つ。 交渉は選ぶ立場の方が強い 代替案は方向性が異なるものを複数用意しておくと良い。交渉の中で方向性を変えることを検討しやすくなります 例: 他の引越し業者という選択肢、そもそも引っ越ししないという選択肢、引っ越しはするが家具の大半を捨てて買い換えるという選択肢 自分を相手にとってのオンリーワンだと印象づける作戦を立てる 相手の選択肢を分析し、他の選択肢が劣っていると思わせる方法を考えておく 交渉タイミングを、相手の選択肢が少ないタイミングに調整する 相手の選択の余地を小さくすれば優位に立ちやすくなります 互いの価値観と比較優位を整理しておく 自分にとって低価値なものが相手にとっては高価値だったりする。そうした交渉材料を提供することで、低コストで大きな見返りを得られる こうした価値のギャップは、価値観の違いや比較優位によって生まれる 交渉本番 相手を落ち着かせる 怒り、悲しみなどで興奮している相手とは交渉ができない。相手に正常な判断力がないからです 興奮している相手に対して強気に出たり逆に下手に出過ぎたりすると、火に油を注ぐことになる。あくまでニュートラルな感情で対応する 従業員なら誰でも出入り可能な食堂や社外の喫茶店といった第三者が存在するオープンな空間で交渉すると他者の目があるので落ち着いてもらいやすい場合があります。また、万が一何かあった場合に証言者を確保しやすくなります 立場の違いに振り回されない 立場の違いに応じて丁寧な物腰で交渉に臨むことは大切ですが、だからといって、立場の強い相手に過剰に妥協する必要はありません そもそももしも立場が対等ではないなら交渉ではなく"命令"や"お願い"で物事が進むはずです。現に交渉が成立している以上、立場は対等が原則であり、過剰な妥協は不必要です 最低条件を明かさない 最低条件を明かすと、「その条件で妥結したい」と相手が考え始めて、好条件を引き出しづらくなる(心理